音のスタイリングの動機は「暮らし」へのまなざしにあります。
音や音楽は往々にしてエンターテインメントや趣味、文化の領域としての魅力に注目されがちですが、音の本質はもっともっと地に近いところにもあります。
良い日も悪い日もある、重ね続けるこの日々に、音が届けてくれているものって何だろうか。
日によってメイクや靴を選ぶように、表情で気持ちを表現するように、空気や気分を入れ替えるために窓を開けるように。
日々の遊びやメンタルケア、コミュニケーションに、もっと「音」も加わっていいんじゃないかなと、常々思っています。
それが、音でスタイリングするということ。
その小さな小さな気持ちの微調整が、心を健やかに保つ力になると信じているから。そういうもので「暮らし」が続いていくと考えているからです。
閉じることのできない耳を、上手く味方につけて生きる方法をシェアしていけたら嬉しいです。