Firefly 窓から光がさしている 朝 38619

音が手を繋いでくれた

5歳のころ、ピアノが光って見えた。

草むらを足で駆け抜ける音が楽しくてサッカーを始めた。

英語が話せない頃から、何度も耳を傾けてくれた友達がいた。

私の演奏で、言葉の壁があっても音楽なら伝わると表彰してもらえた。

ヴィオラのような目立たない音が音色の深みをつくることを知った。

徹夜で研究する私を、加湿器の音が見守ってくれた。

さみしさは、キーボードを打つリズムでまぎれた。

たった一音で、空間が広くなる瞬間をみた。音が、人の心に近いことを知った。

「音」そのものなのか、「音のようなもの」なのか。
思えば、ずっと音が手を繋いでいてくれたような気がしています。

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こもりうたについてお話しするnoteを開始

眠りの音楽の制作をしたり、自分が寝れない時期を経たり、子供が産まれて寝かしつけの試行錯誤をしたり。
ご縁とタイミングがあって、「こもりうた」について深く調べ考える機会が重なりました。

追究するほどに分かってきた、こもりうたの本当のポテンシャル。
これは、子供のための音楽に留まるものではない、大人にこそ必要なものだと。
そう確信するに至りました。

この考えに至った理由や、調べてきたこもりうたの意外な情報、
活用方法など、私のこもりうた研究の一片をnoteに記すことにしました。

ひっそりはじめたばかりですが、ぜひ覗いて見てください。

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働いていて楽しい

 サービス付き高齢者住宅「銀木犀〈薬園台〉」では、建物内外15ヶ所にsoniphyを設置頂きました。代表の下河原様のコメントを拝借します。

 入居者さんだけでなく、ここで働く職員からも「すごく心地がいい」「気分がいい」「働いていて楽しい」という感想が聞こえてきます。施設ではなく家らしさに配慮した建築による効果とともに、音の効果も見逃せないと思います。
ー下河原忠道 様

 ソニフィーは主に、施設のサービスを受ける入居者の皆様の暮らしの支援を目指しますが、彼らと多くの時間を過ごす従業員の方々も、心身ともに重労働を日々なされていることを見過ごしてはなりません。

お言葉から、このことを改めて気づかされました。音により、同じ空間で過ごす居心地を向上させ、両者を繋ぐ役目として働くことが期待されます。

*「対談:高齢者の暮らしに「音」の果たす役割と可能性 最新音響技術「ソニフィー」の導入でサ高住はどう変わるか」,『月刊シニアビジネスマーケット』2015年4月号,p.70-73,綜合ユニコム株式会社.

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「自然な感じでってのが結構大事」

 JR南武線武蔵新城駅にある、あい歯科クリニック様には、2014年の開業時と同時にsoniphyを導入して頂きました。治療室に流れる音がどのように活かされているのか、歯科医院ならではの感触を院長の村上智紀先生に伺いました。

 僕自身が治療しながら聴いてて、ゆったりした音楽が流れてると、安心感があります。前の職場ではTVや有線放送で音楽が流れてたのですが、知っている曲だと少なからず意識が持っていかれてしまったり、手が止まってしまったりしてました。
 今は自然に流せてるなと思います。自然な感じでってのが結構大事だと思いました。消そうって思ったことはないです。
ーあい歯科クリニック院長 村上 智紀 先生 

患者さんが快適に治療を受けるために、または医者が治療に集中するために環境を変えようとするほど、自然な状態を保つことは意外と難しいのかもしれません。

soniphyの音の特徴が、治療を支援しつつ飾りすぎないバランスを維持しているとすれば大成功です。