ある夜、加湿器を消したらものすごく寂しい気持ちになりました。またある日、母の足音を聴いて「機嫌悪そうだな」と気づきました。ハイヒールを鳴らす自分は大人になれた気がし、窓の外から聞こえる街の音は、無言のきまずい時間を和らげてくれました。

日によってメイクや靴を選ぶように、表情で気持ちを表現するように、空気や気分を入れ替えるために窓を開けるように。日々の遊びやメンタルケア、コミュニケーションに、もっと「音」も加わってもよいのではないか。
それが、弊社の考える「音でスタイリングする」という発想です。

弊社の動機は「暮らし」へのまなざしにあります。小さな小さな気持ちの微調整が、心を健やかに保つ力になると信じており、そういうもので「暮らし」が続いていくと考えているためです。

良い日も悪い日もある、重ね続けるこの日々に、音が届けてくれているもの。そこに目を向けた時、弊社のやるべきことが決まりました。

音が変われば空気が変わる、音が変われば何かが伝わる。そう思い、音の世界に足を踏み入れ、今に至ります。そして、その力の大きさを何度も肌で実感し、「やっぱりそうだった」「むしろそれ以上だった」と、確信しているところです。

商品の良さをより直感的に伝えたい、集中しやすいオフィス環境にしたい、患者の皆様の緊張を和らげたい等、皆様それぞれに改善したい悩みがあることと思います。

「それ、音でできるかもよ」

これが私からの提案です。

閉じることのできない耳を、上手く味方につけて活かす方法。簡単に音が手に入る今の時代だからこそ、少しでもその先を期待できるような音のアイディアを共有させてください。