IMG_1248s-のコピー

あ、これが音が鳴ってるってことなんだなって

 音楽がぱたりと止んじゃうと、雰囲気ががらっと変わるんですよ。音が止んだとたんに、閉塞感というか、建物がこんだけの広さだったんだなっていう形が出来ちゃうんですよ。それは音が鳴ってる間は気づかない。あ、これが音が鳴ってるってことなんだなって。それがすごくね、すばらしいと思います。 形の無い、「病院の」空気を創ってると思います。
ー佐賀県医療センター好生館 佛坂俊輔先生

 地方独立行政法人 佐賀県医療センター好生館では、待合室や診察室でsoniphyが活用されています。整形外科医長・医療情報室長 佛坂俊輔先生の医療環境に対するお考えや音へのご感想を語って頂きました。

 佛坂先生によると、音が鳴っている間は特別音に意識を向けることはなく、鳴り止んだときにその存在の大きさを実感するそうです。知らず知らずのうちに空間を広く感じさせているためでしょうか。

実際の空間を別ものに感じさせる、開放感という重要な着眼点に気づかされました。

佐賀県医療センター好生館

意識することなく自然に心地よく

 地方独立行政法人 佐賀県医療センター好生館では、待合室や診察室でsoniphyが活用されています。整形外科医長・医療情報室長 佛坂俊輔先生の医療環境に対するお考えや音へのご感想を語って頂きました。

色々な心の状態で来ている方たちが、音を意識することなく自然に心地よくいられるんですよね。で、病院から出たとたんに、さっと、さらりと流れてしまう。頭にこびりつかず。最初にして最高の傑作品だと思います。
 ー佐賀県医療センター好生館 佛坂俊輔先生

音楽は記憶と結びつきやすいと言われており、病院での音楽が頭に残っていると、不安な気持ちを別の場所でも感じてしまいかねません。音楽をかけるとしても、慎重にならなければならないそうです。

佛坂先生のお言葉に、音や患者の皆様に対する深い理解が伺えます。

soniphyは、病院に居る間は心地良く、出た後にがその音が記憶に残らないとのご感想を頂きました。病院という環境との相性を、より強く実感しました。

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音をきっかけに気づく世界

 市立奈良病院様では、看護部の皆様を中心にsoniphyを活用して頂きました。同病院の副看護部長 高鳥郁子様から、コメントを頂きました。

 今朝は先に出勤していた同僚がsoniphyをかけてくれていて、ハープの音とコーヒーの香りに迎えられました。とってもさわやかな空間です。
ー市立奈良病院 副看護部長 高鳥郁子様

 出勤時にsoniphyの音が耳に留まり、さわやかな朝になったというお話です。きっと、音に気づいたことにより、いつもと同じコーヒーの香りが引き立ち、いつも出勤している同じ部屋を新鮮に感じさせたりしたのではないかと推察します。

 soniphyは、小空間を対象に、そのくうきを創造することを想定して作られています。雰囲気やくうきというと、存在感が薄く、介入しすぎない、意識を留めずにいることが多いのですが、実際には、音の生み出す違いに「ふと気づいたとき」にこそ効力を発揮するのかもしれません。彼女の言葉からそのようなことに気づかされました。
 soniphyに限らず、空間の中の音が耳に留まることでその他の音に気づけたり、他のモノがオシャレに見えたり等、意識に大きな変化が訪れることは多くあります。 soniphyがそのきっかけを創り出せていればいいなあと、改めて感じます。